静乃と新治第四部 ~初ミッションの準備
翌日から五人の本格的な勤務が始まった。
昼間は要人の警護にあたり、夜になるとルカナンが中心となりストロボフの身辺を探った。
必要な聞き込みは新治と静乃が受け持った。
そして一週間が過ぎ、とうとう通話の傍受からストロボフが反政府系の軍閥連合と、
クーデターを画策している証拠を掴んだ。
五人がカルザイ大統領に極秘裏に報告すると非常に驚いていたが、
論理的に書かれた報告書と通話を聞き納得し、すぐさま確保作戦の立案を命じられる。
五人はストロボフ確保の決行日を3日後、ストロボフが休暇を取り故郷に戻る日を選んだ。
何故ならその時、ストロボフは反政府勢力と会談するという情報がもたらされたからだ。
会談の場に踏み込めば言い逃れも出来ないし、他の勢力を一網打尽にも出来る。
国務大臣という役職柄、秘密裏に事を運ぶには警察も軍も動かせないので踏み込むのは五人で行うことにした。
ではサポート要員として何名か石橋家から出しましょう。
それまであくまでも助言だけで発案や作戦の立案は五人に任せていた静乃が初めて助力を申し出る。
皆は大変喜んだが、自立を促す方針と聞いていた新治にはとても不自然に思えた。
その日の夜。
ベットの中でそっとその疑問をぶつけてみた。
ねえ静乃さん、ここでのことはみんなが調達出来る装備や情報で
出来ることだけをやらせるって言ってなかったっけ?
それが自立を促すことだって。
ええ言ったわよ。
その考えは今も変わってないわ。
じゃあ今度の作戦で何故応援を呼ぶんだい?
昼間は要人の警護にあたり、夜になるとルカナンが中心となりストロボフの身辺を探った。
必要な聞き込みは新治と静乃が受け持った。
そして一週間が過ぎ、とうとう通話の傍受からストロボフが反政府系の軍閥連合と、
クーデターを画策している証拠を掴んだ。
五人がカルザイ大統領に極秘裏に報告すると非常に驚いていたが、
論理的に書かれた報告書と通話を聞き納得し、すぐさま確保作戦の立案を命じられる。
五人はストロボフ確保の決行日を3日後、ストロボフが休暇を取り故郷に戻る日を選んだ。
何故ならその時、ストロボフは反政府勢力と会談するという情報がもたらされたからだ。
会談の場に踏み込めば言い逃れも出来ないし、他の勢力を一網打尽にも出来る。
国務大臣という役職柄、秘密裏に事を運ぶには警察も軍も動かせないので踏み込むのは五人で行うことにした。
ではサポート要員として何名か石橋家から出しましょう。
それまであくまでも助言だけで発案や作戦の立案は五人に任せていた静乃が初めて助力を申し出る。
皆は大変喜んだが、自立を促す方針と聞いていた新治にはとても不自然に思えた。
その日の夜。
ベットの中でそっとその疑問をぶつけてみた。
ねえ静乃さん、ここでのことはみんなが調達出来る装備や情報で
出来ることだけをやらせるって言ってなかったっけ?
それが自立を促すことだって。
ええ言ったわよ。
その考えは今も変わってないわ。
じゃあ今度の作戦で何故応援を呼ぶんだい?