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静乃と新治 第一部 ~プロローグ

ん…んぐ…

良いぞ、その調子だ。

キングサイズの天涯付きベットに横たわったガウン姿の男の陰茎に、
メイド姿の女が男の足元で四つん這いになり舌奉仕をしている。

男の名は石橋龍之介41歳、この家の主だ。

女は静乃26歳、この家で住み込みのメイドをしている。

この家…と言っても、十万坪もある敷地に三千坪もの洋館造りの本館の他、
大小様々な建屋がある「お屋敷」と呼んだ方がぴったりの家だが、その洋館の最上階の南側に面した
100畳近くもある部屋が龍之介の寝室兼、プライベートルームだ。

30人近くいる住み込みメイド達が毎日日替わりで朝、目覚まし代わりに舌奉仕で龍之介を起こす。

静乃、舌使いが随分上達したな。

龍之介はそういうとベットを起き出す。

寝室の両開きドアに近づくと自然に開く。

自動ドアになっているのではない。

寝室の外では今日のシャワー当番が4名シースルーのローブをまとっただけの姿で控えていた。

龍之介がドアを通り過ぎると静乃とシャワー当番はその後に続く。

シャワールームに入るとシャワー当番の一人が龍之介のガウンを脱がせ、
静乃にそれを渡し自分達もローブを脱ぎシャワールームに続く。

ここまで龍之介は一切立ち止まらない。

女達が龍之介の動作を止めないよう、全て先回りして世話をした。

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静乃と新治 第一部 ~淫媚なプロポーズ

んん…

静乃は全く抵抗しないばかりか手を伸ばし、龍之介の陰茎を優しくしごく。

静乃の肩を抱いた龍之介の手は肩越しに静乃の乳首を弄ぶ。

もう片方の手は静乃のクリトリスを愛撫した。

あっ…

静乃は龍之介から唇を離し、思わず喘ぐ。

ふふふ。

龍之介は静乃を自分の股の間に座らせ、背後から両手で静乃の乳房を弄ぶ。

ああ!

静乃は両手を龍之介の首に回し、肩に頭を預け、紅潮した顔で喘いだ。

もうその気になっているのか?

いやらしい女だ。

龍之介はそう言いながらも満面の笑みを浮かべて静乃を愛撫する。

周りの女たちもそれぞれ龍之介と静乃の肌に舌を這わし愛撫の手伝いをする。

で?お前が気になっているという相手は誰だ。

そ、それは…あん!

この間…運転手として入った…ん…

三浦さんです!んあ…

静乃は愛撫の快楽に身をよじりながら答える。

三浦?ああ三浦新治とか言ったな。

真面目で優しそうな若者だ。

彼が気に入ったのかね?

き、気に入った…わけではありません…ん…

そんなに話も…あん…したことありませんから。

ただ…ん…

ただ?

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静乃と新治 第一部 ~仕組まれたドライブ 前篇

三浦新治24歳。

石橋家で三ヶ月程前から車の運転手をしている。

この屋敷で運転手を募集しているのは求人サイトで知ったが、
住み込みとしては破格の給与と労働条件だったので、他にも何十人という応募者がいた。

運転技術には一応の自信があったものの、応募者の中には明らかに自分より
マナーがしっかりしていて運転技術にも長けている人がいた。

その中で自分が選ばれたのはおそらく年齢から将来性を買ってくれたのだろうと思っている。

車の運転手は他に4名。

新治を含めて5名だ。

それぞれ自分が担当するリムジンと高級セダンが1台ずつ、計一人二台を専用車として受け持つ。

その他に龍之介が趣味で持っているヴィンテージカーが数台、荷物の運搬用のトラックが数台、
それにこれも龍之介の趣味であろうか?軍用から払い下げられたような装甲車等、特殊車両が十台近くある。

特殊車両はどこのメーカーにもないものなので、おそらく模造品に違いない。

新治の仕事は、まずリムジンでの来客者の送迎。

それから高速セダンで「奥様」と呼ばれる女たちとその子供達の送迎。

これが運転手一人につき日に数回ある。

その他割り当てられた車のメンテナンスと掃除、
ヴィンテージカーとトラックその他の車両メンテナンスと掃除が仕事だ。

特殊車両のマニュアルは全て英語で書いてあるので、メンテナンスもひと苦労だった。

セダンで送迎する「奥様」と呼ばれる女たちというのは使用人と結婚して子供をもうけた女たちである。

新治が知っている限り全員が元メイドだ。

メイドの仕事もするが、優先順位としてはまず育児。

育児のための買い物やら習い事の送迎を新治たちが行っていた。

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静乃と新治 第一部 ~仕組まれたドライブ 後篇

リムジンの後部座席と運転席は強化ガラスで仕切られている。

防音にもなっていて運転席の声はお互いスイッチひとつで後部座席に届くように出来るが、
後部座席の声は後部座席側のスイッチでしかオンオフは出来ない。

またマジックミラーにもなっていて、運転席から後部座席の様子は伺い知ることが出来ないようになっていた。

で?どうだったね、新治君は?

龍之介様の言う通り、おそらく童貞ですわ。

そうか、やはりな。

龍之介に報告しながら、静乃は龍之介のズボンのチャックを降ろし、陰茎を咥える。

それにあいつはマゾだぞ。

ろうひてわかるのれすか?

静乃は龍之介の陰茎を咥えながら尋ねる。

それは俺がヤツの採用を決めたからだ。

龍之介がここまで成功したのは卓越した人材登用の才能と先見性があったからだ。

元々資産家の家に生まれたが、「これは」と思った人材と事業プランがあれば惜し気もなく投資する。

そしてそれは早ければ一年、遅くとも数年で、必ず何百倍、何千倍にもなって返って来た。

運転手に限らず屋敷で働く者は皆、面接のビデオを撮っておいて
最終的に俺が働かせるかどうかを判断しているんだぞ。


お前もメイド長の面接を受けたろ?

基本はそれぞれの部署長が適性検査の結果も加味しながら、
良いと思う人材を推薦するが、最終的には俺が合否を判断するんだ。


ひょうなんれすか…

あっ!

静乃は弾かれたように陰茎から口を離し、驚いた表情で龍之介を見た。

じゃああれも…

そうあれもだ。

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静乃と新治 第一部 ~初めての情事 前篇

リムジンが屋敷に着く頃には二人はすっかり身支度を整え、何事もなかったように後部座席から降りて来る。

玄関では「奥様」たちと迎えのメイド達が整列して龍之介を出迎える。

静乃は運転席から降りてきた新治とともにリムジンのところで深々とお辞儀をし、龍之介を見送る。

龍之介が屋敷に入るのを見届けると新治は静乃に話しかけた。

ねぇ静乃さん。

静乃さんってその…

ご主人様と…

えっ?何故?

いや…その…運転していた時に車が不自然に揺れたから…

揺れた?

どんな風に?

えっと…リズミカルにユラユラと…いや、多分気のせい。

ふふふ、変な人。

何かいやらしい事でも考えていたんでしょ?

えっ!そんな事ないよっ!

新治は心を見透かされて焦って否定した。

可愛い♪ムキになっちゃって。

ねぇこれからガレージに食事を届けるのだけど少し待っててくれる?

あ、ああ。

そう言うと静乃は屋敷に一旦入った。

あんなに可憐な静乃がいやらしいことをする筈がない。

一瞬でも静乃を疑ったことを新治は後悔した。

お待たせ~!

ほどなくして静乃は戻って来た。

手には2人分の食事を持っている。

それは?

他の運転手さんは先に他の娘が食事を届けたから、これは私とあなたの分よ。

私だってずっとあなたと一緒にいたんだから夕飯まだなのわかるでしょ?

そ、そうだよね。

新治は努めて冷静に返事をしたつもりだが声は完全に上ずっていた。

この美しい静乃と二人で食事…

ガレージにつくまでアクセルを踏み間違えないよう、新治は意識を集中した。

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