静乃と新治第七部 ~敵アジト発見
建物の壁を観察すると、3階程の高さに窓があり開け放たれてる。
4人は顔を見合せ、まずはサーシャが跳んだ。
一度窓の高さまで跳び、そのまま降りて来る。
人はいまセン。
サーシャが静乃に報告する。
静乃はコクリと頷き、今度は自分が跳ぶ。
窓の高さまでピタリと跳ぶと上縁に手を掛けスルリと中に飛び込んだ。
安全を確認すると下に合図を送る。
3人は次々と窓から建物の中に潜り込んだ。
建物の中は窓に沿って廊下が続いており、内側には鉄製の扉がところどころ配置されている。
遠くで鉄と鉄がぶつかるような「ゴゥン」という音がしている。
静乃は手近にある扉のノブをそっと回す。
ドアには鍵がかかってなく、簡単に開いた。
ドアの中をそっと覗いても人影は無かった。
中には外側の廊下と沿うようにデッキがあり、その向こう…更に内側は吹き抜けになっていた。
4人はドアから滑り込むように中に入るとデッキにしゃがみこんで工場内を観察する。
中ではミサイルが製造されていた。
防護服を来た作業員が数名動き回っている。
弾頭には化学薬品を示すマーク。
シリアで使用が報じられていた化学兵器の製造工場のようだ。
静乃は一通り動画撮影すると来た道を戻り、建物の外へと出た。
私たちには関係なかったようね。
そう言いながらも一応敷地の奥へと向かう。
小振りな建物の前に差し掛かった時。
不意に兵士が二人現れた。
咄嗟に手刀を浴びせようとするサーシャ。
4人は顔を見合せ、まずはサーシャが跳んだ。
一度窓の高さまで跳び、そのまま降りて来る。
人はいまセン。
サーシャが静乃に報告する。
静乃はコクリと頷き、今度は自分が跳ぶ。
窓の高さまでピタリと跳ぶと上縁に手を掛けスルリと中に飛び込んだ。
安全を確認すると下に合図を送る。
3人は次々と窓から建物の中に潜り込んだ。
建物の中は窓に沿って廊下が続いており、内側には鉄製の扉がところどころ配置されている。
遠くで鉄と鉄がぶつかるような「ゴゥン」という音がしている。
静乃は手近にある扉のノブをそっと回す。
ドアには鍵がかかってなく、簡単に開いた。
ドアの中をそっと覗いても人影は無かった。
中には外側の廊下と沿うようにデッキがあり、その向こう…更に内側は吹き抜けになっていた。
4人はドアから滑り込むように中に入るとデッキにしゃがみこんで工場内を観察する。
中ではミサイルが製造されていた。
防護服を来た作業員が数名動き回っている。
弾頭には化学薬品を示すマーク。
シリアで使用が報じられていた化学兵器の製造工場のようだ。
静乃は一通り動画撮影すると来た道を戻り、建物の外へと出た。
私たちには関係なかったようね。
そう言いながらも一応敷地の奥へと向かう。
小振りな建物の前に差し掛かった時。
不意に兵士が二人現れた。
咄嗟に手刀を浴びせようとするサーシャ。