魅惑のパンティ -プロローグ-
でね、マユったら面白いのよ!
へ~君はその時どうしてたんだい?
ここは郊外のとあるマンション。一組の夫婦が仲良く話をしながら夕食を食べている。
いや正確には夫だけが夕食を食べていて、妻は夫の向かいに座り話をしているだけだ。
夫の名は勝幸30歳、妻の名は由紀恵28歳、学生の頃知り合い、由紀恵が24歳の時に結婚した。
現在結婚して4年、共稼ぎで子供はまだいない。
勝幸が食事を終える頃、玄関が開く音がする。
ただいま~。
その声に反応して由紀恵は跳び跳ねるように玄関に走りより、声の主に抱きつく。
お帰りなさいあなた!
玄関から寄り添うようにリビングへ。
その姿を見ながら、勝幸は無言で自分の食べた食器を片付け、
リビングと続いている居間のソファーに座ってテレビの電源をつけた。
帰って来た男は宗太郎40歳、由紀恵の彼氏だ。
そもそもは優しい草食系の勝幸に物足りなさを感じていた由紀恵が、インターネットを通じて出会った男だ。
勝幸と違い女慣れした物腰、デートでもベットでもグイグイ引っ張る男らしさ、
そして何より巧みな言葉責めによるセックスの魅力に、最初は軽い遊びのつもりで
付き合い出した由紀恵がハマった。
宗太郎は独身だった。
決して由紀恵に別れて欲しいとは言わなかったが、由紀恵を独占したいということは毎回のように言われた。
由紀恵もそれに応えたかった。
それから数ヵ月、勝幸の誘いを生理不順とか疲れているとか何かにつけて断り続けた。
そしてある日の夜、夫婦の寝室で求めて来た勝幸に意を決したように言った。
ねぇ別れて欲しいのだけど…
由紀恵はそう切り出した。
へ~君はその時どうしてたんだい?
ここは郊外のとあるマンション。一組の夫婦が仲良く話をしながら夕食を食べている。
いや正確には夫だけが夕食を食べていて、妻は夫の向かいに座り話をしているだけだ。
夫の名は勝幸30歳、妻の名は由紀恵28歳、学生の頃知り合い、由紀恵が24歳の時に結婚した。
現在結婚して4年、共稼ぎで子供はまだいない。
勝幸が食事を終える頃、玄関が開く音がする。
ただいま~。
その声に反応して由紀恵は跳び跳ねるように玄関に走りより、声の主に抱きつく。
お帰りなさいあなた!
玄関から寄り添うようにリビングへ。
その姿を見ながら、勝幸は無言で自分の食べた食器を片付け、
リビングと続いている居間のソファーに座ってテレビの電源をつけた。
帰って来た男は宗太郎40歳、由紀恵の彼氏だ。
そもそもは優しい草食系の勝幸に物足りなさを感じていた由紀恵が、インターネットを通じて出会った男だ。
勝幸と違い女慣れした物腰、デートでもベットでもグイグイ引っ張る男らしさ、
そして何より巧みな言葉責めによるセックスの魅力に、最初は軽い遊びのつもりで
付き合い出した由紀恵がハマった。
宗太郎は独身だった。
決して由紀恵に別れて欲しいとは言わなかったが、由紀恵を独占したいということは毎回のように言われた。
由紀恵もそれに応えたかった。
それから数ヵ月、勝幸の誘いを生理不順とか疲れているとか何かにつけて断り続けた。
そしてある日の夜、夫婦の寝室で求めて来た勝幸に意を決したように言った。
ねぇ別れて欲しいのだけど…
由紀恵はそう切り出した。
えっ?
勝幸は心底驚いた。
付き合いたて当初のような情熱的な愛情表現はなくなって来ていたものの、
結婚してからより一層深い情愛のようなものを感じていたし、しっとりしたその関係に
由紀恵も満足していると思っていたからである。
り、理由は?
そう訪ねはしたが勝幸の頭の中は真っ白だ。
う、うん。
由紀恵もまさか浮気相手に本気になったとは言い出せず口籠ってる。
色々言い分は考えていたものの、そう問われて頭の中に出てくるのは、宗太郎とのセックスの情景だけであった。
り、理由は色々あるのだけど…
…好きな男でも出来たの?
勝幸はまず一番考えたくないことを口にした。
これが否定されれば他の理由はいくらでもひっくり変えせる。
だか由紀恵は黙ったまま。
沈黙が真実を伝えていた。
図星…なの?
勝幸は由紀恵を見つめて言った。
いやうつろな目を由紀恵に向けて言った。
う、うん。
その言葉のあと、また重苦しい空気がその場に流れた。
その男と別れるわけにはいかないの?
うん。
由紀恵は小さな声で、だが今度ははっきりとそう伝えた。
そっか…
またしばしの沈黙。
その間勝幸は走馬灯のように今までの由紀恵との付き合いを回想していた。
初めて会った時、意を決した告白、初めて結ばれた夜…
最近はセックスは月に一度もすれば良い方だが、それは由紀恵に飽きたわけではなく、大切に思っているからだ。
由紀恵が19歳の時から付き合い出して丸9年。
結婚してから丸4年だが、別れを切り出されるといかに大切な存在だったかわかる。
由紀恵…
そう言いながら勝幸は、由紀恵に抱きつこうとした。
いや!やめて!
その反応にまたまた勝幸は愕然とする。
由紀恵…
ごめんなさい、別れを切り出されたら急に抱きつくなんて、なんだか不潔な気がして…
とにかく私の意思は伝えたわ。あなたも覚悟して欲しいの。今日は寝ましょう。
由紀恵はそう言うと勝幸に背を向けて寝た。
勝幸は心底驚いた。
付き合いたて当初のような情熱的な愛情表現はなくなって来ていたものの、
結婚してからより一層深い情愛のようなものを感じていたし、しっとりしたその関係に
由紀恵も満足していると思っていたからである。
り、理由は?
そう訪ねはしたが勝幸の頭の中は真っ白だ。
う、うん。
由紀恵もまさか浮気相手に本気になったとは言い出せず口籠ってる。
色々言い分は考えていたものの、そう問われて頭の中に出てくるのは、宗太郎とのセックスの情景だけであった。
り、理由は色々あるのだけど…
…好きな男でも出来たの?
勝幸はまず一番考えたくないことを口にした。
これが否定されれば他の理由はいくらでもひっくり変えせる。
だか由紀恵は黙ったまま。
沈黙が真実を伝えていた。
図星…なの?
勝幸は由紀恵を見つめて言った。
いやうつろな目を由紀恵に向けて言った。
う、うん。
その言葉のあと、また重苦しい空気がその場に流れた。
その男と別れるわけにはいかないの?
うん。
由紀恵は小さな声で、だが今度ははっきりとそう伝えた。
そっか…
またしばしの沈黙。
その間勝幸は走馬灯のように今までの由紀恵との付き合いを回想していた。
初めて会った時、意を決した告白、初めて結ばれた夜…
最近はセックスは月に一度もすれば良い方だが、それは由紀恵に飽きたわけではなく、大切に思っているからだ。
由紀恵が19歳の時から付き合い出して丸9年。
結婚してから丸4年だが、別れを切り出されるといかに大切な存在だったかわかる。
由紀恵…
そう言いながら勝幸は、由紀恵に抱きつこうとした。
いや!やめて!
その反応にまたまた勝幸は愕然とする。
由紀恵…
ごめんなさい、別れを切り出されたら急に抱きつくなんて、なんだか不潔な気がして…
とにかく私の意思は伝えたわ。あなたも覚悟して欲しいの。今日は寝ましょう。
由紀恵はそう言うと勝幸に背を向けて寝た。