静乃と新治第七部 ~敵地潜入
新治に腕枕をされ、胸に抱かれる静乃。
きっと全て上手く行くよ。
そう言って新治はいつまでも優しく静乃の頭を撫でていた。
…
…
…
フフフ、相変わらずお盛んデスね。
新治さんのオチンチン立っているからイレちゃおっカ?
夢?
新治はそんな声が遠くから聞こえているのを感じて…
はっ!
身体を起こすとナターシャとサーシャ、それに美鈴がニヤニヤしながら新治と静乃を取り囲んでいた。
いつの間にか二人で眠り込んでしまっていたのである。
もちろん二人とも全裸のままだ。
静乃さん!静乃さん!
ん~?
静乃はそうつぶやくと寝返りを打ち、新治の陰茎を握る。
皆、声を立てないようにしながら笑っていた。
し、静乃さん!
新治だけが必死に静乃を揺り動かすと、静乃もやっと目覚めたようで、バッと上半身を起こす。
皆に取り囲まれているのがわかると慌てて衣服で身体を隠した。
隊長!お目覚めデスか?
良い夢見れたようデスね。
ナターシャとサーシャがここぞとばかりに囃し立てる。
今何時?
静乃は二人の言葉など無視して慌てて服を着ながら尋ねる。
きっと全て上手く行くよ。
そう言って新治はいつまでも優しく静乃の頭を撫でていた。
…
…
…
フフフ、相変わらずお盛んデスね。
新治さんのオチンチン立っているからイレちゃおっカ?
夢?
新治はそんな声が遠くから聞こえているのを感じて…
はっ!
身体を起こすとナターシャとサーシャ、それに美鈴がニヤニヤしながら新治と静乃を取り囲んでいた。
いつの間にか二人で眠り込んでしまっていたのである。
もちろん二人とも全裸のままだ。
静乃さん!静乃さん!
ん~?
静乃はそうつぶやくと寝返りを打ち、新治の陰茎を握る。
皆、声を立てないようにしながら笑っていた。
し、静乃さん!
新治だけが必死に静乃を揺り動かすと、静乃もやっと目覚めたようで、バッと上半身を起こす。
皆に取り囲まれているのがわかると慌てて衣服で身体を隠した。
隊長!お目覚めデスか?
良い夢見れたようデスね。
ナターシャとサーシャがここぞとばかりに囃し立てる。
今何時?
静乃は二人の言葉など無視して慌てて服を着ながら尋ねる。
2時半デスよ。
ハリアップ!ハリアップ!
ナターシャとサーシャは構わずニヤニヤしながら静乃を囃し立てた。
静乃さんと新治さん、本当に仲が良いんですね。
化学工場に向かう道中、バギーの後部座席から身を乗り出し、運転している新治と助手席の静乃に話しかける美鈴。
ま、まあね。
バツが悪そうにそう答える静乃。
新治さんって寝取られマゾなんですよね?
私たちの仕事にぴったり。
私も彼氏にするなら寝取られマゾが良いなぁ。
メ、メイドさんたちは本当に肉食だよね。
美鈴のあけすけな物言いに先ほどのことで後ろめたさのある新治もタジタジだ。
ふふふ、ご主人様の夜伽をしていますからね。
妻が他の男に抱かれて更にその男の子供を産むなんてことが耐えられるのは寝取られマゾしかいませんから。
世間的には変態でも石橋家のメイド内では理想の旦那様ですよ。
屈託なくそう言う美鈴。
なんか…静乃さんみたいな物言いをするね。
新治は苦笑しながらそう言った。
そうこう言っているうちにバギーは地雷原の端に到達する。
新治はスピードをあげて地雷原に突入する。
ひゃ~!
新治の動体視力を知らない美鈴だけが悲鳴をあげる。
静乃とナターシャ、サーシャは新治の運転を信じきって突入の準備をした。
40秒後。
新治は見事に地雷原を抜け、外堀にピタリとバギーを横付けする。
すごい!
アラカムの説明の時の様子で何無くミッションをクリアするであろうことは想像していたが、
あまりに見事なドライビングテクニックに美鈴は感嘆の声を上げる。
さあ!行くわよ!
そんな美鈴にお構いなしに静乃が号令をかける。
すぐさまロケットブーツで塀を乗り越える静乃とナターシャとサーシャ。
あっ!待ってくださいよ~!
数秒遅れて塀を飛び越える美鈴。
辺りは静寂に包まれる。
きっかり1分でサーチライトが回って来るが、塀に寄り添うようにして止められたバギーにまではライトは当たらない。
まさに灯台下暗しだ。
みんな…無事に帰って来てくれ…
新治は祈るようにそう言った。
一方塀を乗り越えた静乃たちは一番大きな建物…工場棟とおぼしき建物の壁に取りついていた。
建物の壁を観察すると、3階程の高さに窓があり開け放たれてる。
4人は顔を見合せ、まずはサーシャが跳んだ。
一度窓の高さまで跳び、そのまま降りて来る。
人はいまセン。
サーシャが静乃に報告する。
静乃はコクリと頷き、今度は自分が跳ぶ。
窓の高さまでピタリと跳ぶと上縁に手を掛けスルリと中に飛び込んだ。
安全を確認すると下に合図を送る。
3人は次々と窓から建物の中に潜り込んだ。
ハリアップ!ハリアップ!
ナターシャとサーシャは構わずニヤニヤしながら静乃を囃し立てた。
静乃さんと新治さん、本当に仲が良いんですね。
化学工場に向かう道中、バギーの後部座席から身を乗り出し、運転している新治と助手席の静乃に話しかける美鈴。
ま、まあね。
バツが悪そうにそう答える静乃。
新治さんって寝取られマゾなんですよね?
私たちの仕事にぴったり。
私も彼氏にするなら寝取られマゾが良いなぁ。
メ、メイドさんたちは本当に肉食だよね。
美鈴のあけすけな物言いに先ほどのことで後ろめたさのある新治もタジタジだ。
ふふふ、ご主人様の夜伽をしていますからね。
妻が他の男に抱かれて更にその男の子供を産むなんてことが耐えられるのは寝取られマゾしかいませんから。
世間的には変態でも石橋家のメイド内では理想の旦那様ですよ。
屈託なくそう言う美鈴。
なんか…静乃さんみたいな物言いをするね。
新治は苦笑しながらそう言った。
そうこう言っているうちにバギーは地雷原の端に到達する。
新治はスピードをあげて地雷原に突入する。
ひゃ~!
新治の動体視力を知らない美鈴だけが悲鳴をあげる。
静乃とナターシャ、サーシャは新治の運転を信じきって突入の準備をした。
40秒後。
新治は見事に地雷原を抜け、外堀にピタリとバギーを横付けする。
すごい!
アラカムの説明の時の様子で何無くミッションをクリアするであろうことは想像していたが、
あまりに見事なドライビングテクニックに美鈴は感嘆の声を上げる。
さあ!行くわよ!
そんな美鈴にお構いなしに静乃が号令をかける。
すぐさまロケットブーツで塀を乗り越える静乃とナターシャとサーシャ。
あっ!待ってくださいよ~!
数秒遅れて塀を飛び越える美鈴。
辺りは静寂に包まれる。
きっかり1分でサーチライトが回って来るが、塀に寄り添うようにして止められたバギーにまではライトは当たらない。
まさに灯台下暗しだ。
みんな…無事に帰って来てくれ…
新治は祈るようにそう言った。
一方塀を乗り越えた静乃たちは一番大きな建物…工場棟とおぼしき建物の壁に取りついていた。
建物の壁を観察すると、3階程の高さに窓があり開け放たれてる。
4人は顔を見合せ、まずはサーシャが跳んだ。
一度窓の高さまで跳び、そのまま降りて来る。
人はいまセン。
サーシャが静乃に報告する。
静乃はコクリと頷き、今度は自分が跳ぶ。
窓の高さまでピタリと跳ぶと上縁に手を掛けスルリと中に飛び込んだ。
安全を確認すると下に合図を送る。
3人は次々と窓から建物の中に潜り込んだ。