静乃と新治第四部 ～静乃の愛弟子
良い？では今やったことを真似してみて。
最初はゆっくりで良いから正確にね。
道場では静乃の前に５人の外国人女性と芽依の合わせて６人が並び静乃に格闘技の手解きを受けている。
外国人女性たちはアフガニスタン軍の女性兵士たち。
頻発する政府要人襲撃を阻止するＳＰを養成する目的で石橋家に預けられた。
アメリカＣＩＡでの訓練も検討されたが「ブーキシノの粛清」以降、
石橋家のメイド部隊が裏社会では女性兵士最高峰の評価を受けていて、石橋家に白羽の矢が立った。
石橋家は石橋家でアフガニスタン政府は兵器売買の大事なお得意様である。
打診をされて無気に断ることは出来ない。
今は格闘技の時間だがこの３ヵ月間は様々な訓練が施された。
もちろんアフガニスタン政府に提供出来るものの範疇内だが、
情報戦のやり方、静乃たちが使っている武器の使い方。
そして要人への夜伽の技。
特異分野はそれぞれに教官がついたが主教官は静乃が任命され皆を鍛えた。
芽依は爆発物の教官ではあったが、今の時間は只のオマケである。
夜伽の訓練にも参加したが講師の神埼から徹底的にダメ出しをくらい、
「いつか爆殺してやる」と殺意を抱くまで関係が険悪化してしまった。
そんな芽依も静乃には従順に従う。
アフガニスタンの女性兵士たちは真剣に、そして尊敬の念を持って石橋家で訓練に勤しんだ。
その日の夜。
ベットの中で新治は静乃に、朝、聞きはぐった質問をしてみた。
ねぇ静乃さん、結局訓練はいつまで続くの？
基本的に訓練は仕事中に行うのだが、勉強熱心な生徒から乞われ、
今日のように夫婦の時間を削られることが多々ある。
現にこの３ヶ月、休みの日でも午後は訓練に付き合い、楽しみにしている大浴場へも一回も行けてない。
ごめんなさいね、放っておいて。
訓練は予定では来週終わりよ。
あの娘たちを本国に送り届けたら私の任務は完了。
そうしたらまたゆっくり二人の時間を楽しみましょうね。
あなたの大好きな大浴場にも行きましょう。
うん。
静乃の言葉ですっかり機嫌を直した新治は、期待に胸を膨らませて寝た。
翌週。
静乃と新治が仲良く食堂で夕食を摂っていると、研修生五人と芽依、それに純が二人のテーブルに来る。
最初はゆっくりで良いから正確にね。
道場では静乃の前に５人の外国人女性と芽依の合わせて６人が並び静乃に格闘技の手解きを受けている。
外国人女性たちはアフガニスタン軍の女性兵士たち。
頻発する政府要人襲撃を阻止するＳＰを養成する目的で石橋家に預けられた。
アメリカＣＩＡでの訓練も検討されたが「ブーキシノの粛清」以降、
石橋家のメイド部隊が裏社会では女性兵士最高峰の評価を受けていて、石橋家に白羽の矢が立った。
石橋家は石橋家でアフガニスタン政府は兵器売買の大事なお得意様である。
打診をされて無気に断ることは出来ない。
今は格闘技の時間だがこの３ヵ月間は様々な訓練が施された。
もちろんアフガニスタン政府に提供出来るものの範疇内だが、
情報戦のやり方、静乃たちが使っている武器の使い方。
そして要人への夜伽の技。
特異分野はそれぞれに教官がついたが主教官は静乃が任命され皆を鍛えた。
芽依は爆発物の教官ではあったが、今の時間は只のオマケである。
夜伽の訓練にも参加したが講師の神埼から徹底的にダメ出しをくらい、
「いつか爆殺してやる」と殺意を抱くまで関係が険悪化してしまった。
そんな芽依も静乃には従順に従う。
アフガニスタンの女性兵士たちは真剣に、そして尊敬の念を持って石橋家で訓練に勤しんだ。
その日の夜。
ベットの中で新治は静乃に、朝、聞きはぐった質問をしてみた。
ねぇ静乃さん、結局訓練はいつまで続くの？
基本的に訓練は仕事中に行うのだが、勉強熱心な生徒から乞われ、
今日のように夫婦の時間を削られることが多々ある。
現にこの３ヶ月、休みの日でも午後は訓練に付き合い、楽しみにしている大浴場へも一回も行けてない。
ごめんなさいね、放っておいて。
訓練は予定では来週終わりよ。
あの娘たちを本国に送り届けたら私の任務は完了。
そうしたらまたゆっくり二人の時間を楽しみましょうね。
あなたの大好きな大浴場にも行きましょう。
うん。
静乃の言葉ですっかり機嫌を直した新治は、期待に胸を膨らませて寝た。
翌週。
静乃と新治が仲良く食堂で夕食を摂っていると、研修生五人と芽依、それに純が二人のテーブルに来る。
明日帰国だカラ最後一緒に食事しまセンか？
五人の中でもリーダー格のミーニャが話し掛ける。
あら？もちろん良いわよ！
静乃はその申し出を快諾する。
静乃と新治を含めた９人は全員が座れる長テーブルに移動した。
純がいなければ席を外すところだが、純がいたため、新治は純と向かい合わせに一番端に座る。
真ん中に五人を挟んで静乃と芽依は新治と純の反対側の隅に座った。
うふふ、ウチの旦那様と話すのは初めてだったわね。
こちらが旦那様の新治さん、純君は芽依ちゃんから紹介されたかしら？
ハイ、さっき紹介されまシタ。
私はミーニャデス、静乃さんにはイロイロお世話になってマス。
あっ！どうも。
日本語上手いですね。
新治はなんと話して良いかわからず、とりあえずたどたどしい日本語を褒める。
ありがとうゴザいます。
これも静乃サンに教わりまシタ。
静乃サン色んナ意味で私たちの師匠デスね。
ミーニャはそう言いながら、静乃の方を向いてニッコリ笑う。
私はオルガ、よろしくデス。
私はアイーダ。
私はルカナン。
私はカナティ。
え、えっと…
ミーニャにオルガにアイーダにカナティ…えっと…
私はルカナンネ。
うふふ、そんな一辺に覚えようとしなくて良いのよ。
なんなら匂いで覚えてみる？
そんな静乃の発言に、かしましい娘たちは一斉に「ヤダァ」「ウフフ」と嬌声をあげる。
しばらく女同士の話が盛り上がり、新治と純は二人でチビチビワインを傾けていた。
その内女たちも酒が回り、段々言動が大胆になる。
新治サンと純サンって男同士でオチンチン舐め合うって本当デスカ？
寝取られマゾって奥サンや彼女サンが他の男とセックスしているのを見て興奮するんデスよね？
新治と純はそんな直球の質問を聞いて思わずワインを吹き出す。
しかもみんな酒が回っているので、その声は食堂中に響いていた。
し、静乃さん！
君は何を話しているんだ！
新治は思わず声を荒げて抗議する。
あら？私じゃないわよ。
そんなことを喋るのは芽依ちゃんしかいないでしょう。
静乃の言葉に芽依を見やると舌を出して愛想笑いをしている。
芽依ちゃん…か…
新治はがっくりとうなだれ純を睨むが、純を睨んだところで何が変わるわけでもない。
うふふ、でもみんな羨ましがっているのよ。
アフガニスタンはイスラム国家だから男尊女卑が激しいの。
女はみんな物みたいに扱われて、男には絶対服従の文化。
唯一兵士になればある程度の地位は確保出来るから、自立したい女性にとっては
憧れの職業なんだけど、男尊女卑を信奉する国で男勝りの女兵士が伴侶を探すのは大変なのよ。
だからあなた達のように女性を立ててくれる男性が羨ましいんだって。
そんなものなんですか。
静乃の話に純が感心して聞き入る。
あら純君、そんなに興味があるなら彼女たちに飼われてアフガニスタンで奴隷になる？
芽依は嫉妬深い。
い、いや！そういう意味ではなく！
あっ！いや確かに皆さんも魅力的ですけど、芽依様が一番というか、僕には芽依様しかいないというか…
ふん！顔面騎乗されれば、それが誰でもチンポビンビンになっちゃうクセに！
たまにちょっと持ち上げられるとデレデレして！
えええっ！デレデレなんて…
ウフフ、やっぱりマゾの男性ってイイデスネ。
私たちも国に帰ったら新治サンや純サンのような男性を見つけマス。
そんな和やかな晩餐は夜遅くまで続いた。
翌日。
とうとう五人が帰国する日になった。
新治は静乃と共にリムジンで五人を空港まで送る。
ここでしばらく静乃とはお別れ。
石橋家と違い充分な設備が整っていないアフガニスタンで
要人をどう守るか実地で訓練を施すために静乃も五人に同行するからだ。
空港でしばしの別れを惜しむ静乃と新治。
笑顔で手を振り空港のゲートをくぐる静乃と五人の訓練生たち。
だが…
カブール国際空港に降り立った後すぐ、六人は消息を絶った。
五人の中でもリーダー格のミーニャが話し掛ける。
あら？もちろん良いわよ！
静乃はその申し出を快諾する。
静乃と新治を含めた９人は全員が座れる長テーブルに移動した。
純がいなければ席を外すところだが、純がいたため、新治は純と向かい合わせに一番端に座る。
真ん中に五人を挟んで静乃と芽依は新治と純の反対側の隅に座った。
うふふ、ウチの旦那様と話すのは初めてだったわね。
こちらが旦那様の新治さん、純君は芽依ちゃんから紹介されたかしら？
ハイ、さっき紹介されまシタ。
私はミーニャデス、静乃さんにはイロイロお世話になってマス。
あっ！どうも。
日本語上手いですね。
新治はなんと話して良いかわからず、とりあえずたどたどしい日本語を褒める。
ありがとうゴザいます。
これも静乃サンに教わりまシタ。
静乃サン色んナ意味で私たちの師匠デスね。
ミーニャはそう言いながら、静乃の方を向いてニッコリ笑う。
私はオルガ、よろしくデス。
私はアイーダ。
私はルカナン。
私はカナティ。
え、えっと…
ミーニャにオルガにアイーダにカナティ…えっと…
私はルカナンネ。
うふふ、そんな一辺に覚えようとしなくて良いのよ。
なんなら匂いで覚えてみる？
そんな静乃の発言に、かしましい娘たちは一斉に「ヤダァ」「ウフフ」と嬌声をあげる。
しばらく女同士の話が盛り上がり、新治と純は二人でチビチビワインを傾けていた。
その内女たちも酒が回り、段々言動が大胆になる。
新治サンと純サンって男同士でオチンチン舐め合うって本当デスカ？
寝取られマゾって奥サンや彼女サンが他の男とセックスしているのを見て興奮するんデスよね？
新治と純はそんな直球の質問を聞いて思わずワインを吹き出す。
しかもみんな酒が回っているので、その声は食堂中に響いていた。
し、静乃さん！
君は何を話しているんだ！
新治は思わず声を荒げて抗議する。
あら？私じゃないわよ。
そんなことを喋るのは芽依ちゃんしかいないでしょう。
静乃の言葉に芽依を見やると舌を出して愛想笑いをしている。
芽依ちゃん…か…
新治はがっくりとうなだれ純を睨むが、純を睨んだところで何が変わるわけでもない。
うふふ、でもみんな羨ましがっているのよ。
アフガニスタンはイスラム国家だから男尊女卑が激しいの。
女はみんな物みたいに扱われて、男には絶対服従の文化。
唯一兵士になればある程度の地位は確保出来るから、自立したい女性にとっては
憧れの職業なんだけど、男尊女卑を信奉する国で男勝りの女兵士が伴侶を探すのは大変なのよ。
だからあなた達のように女性を立ててくれる男性が羨ましいんだって。
そんなものなんですか。
静乃の話に純が感心して聞き入る。
あら純君、そんなに興味があるなら彼女たちに飼われてアフガニスタンで奴隷になる？
芽依は嫉妬深い。
い、いや！そういう意味ではなく！
あっ！いや確かに皆さんも魅力的ですけど、芽依様が一番というか、僕には芽依様しかいないというか…
ふん！顔面騎乗されれば、それが誰でもチンポビンビンになっちゃうクセに！
たまにちょっと持ち上げられるとデレデレして！
えええっ！デレデレなんて…
ウフフ、やっぱりマゾの男性ってイイデスネ。
私たちも国に帰ったら新治サンや純サンのような男性を見つけマス。
そんな和やかな晩餐は夜遅くまで続いた。
翌日。
とうとう五人が帰国する日になった。
新治は静乃と共にリムジンで五人を空港まで送る。
ここでしばらく静乃とはお別れ。
石橋家と違い充分な設備が整っていないアフガニスタンで
要人をどう守るか実地で訓練を施すために静乃も五人に同行するからだ。
空港でしばしの別れを惜しむ静乃と新治。
笑顔で手を振り空港のゲートをくぐる静乃と五人の訓練生たち。
だが…
カブール国際空港に降り立った後すぐ、六人は消息を絶った。
