静乃と新治第五部 ～真犯人
月明かりの中、全裸で飛びかかって来る女。
四谷博士を襲った犯人かどうかもわからぬうちに仲間を傷つけることは出来ない。
そんな躊躇が静乃に抵抗を諦めさせた。
シズノ！
追って来てクレたのネ！
静乃の首に抱きつき再会を喜ぶ女。
ああ、その言い回しはサーシャね。
静乃は斬りつけなくて本当に良かったと思った。
ヨッチャンは大丈夫？
サーシャが開口一番聞く。
私が出て来るまではとりあえず生きていたけど…
何があったの？
それがヨクわからないデス。
ヨッチャンと一緒に寝てたら急にドアが開いて、ものすごい勢いでヨッチャンに襲いかかる人影が見えて…
咄嗟にヨッチャンを布団でくるんだけどそれでも刺されたんデス。
それで犯人が逃げたので非常ボタンを押して私タチはココまで追って来たんデスけど…
けど？見失っちゃったの？
イイエ、見失いそうにはなったけど犯人が白い服を来ていたのでそれは大丈夫で、それより…
まあ来て下サイ。
そう言って静乃の手を引き建物の裏に回るサーシャ。
建物の裏ではやはり全裸のナターシャがぐったりして座り込んだ白い服の女の前で佇んでいた。
この女が犯人？
そう言うと静乃は女の髪を掴み顔を確認した。
月明かりだけなので良くはわからないが服装からして研究所の人間のようだ。
どうしちゃったの？
ソレがここまで追って来たら急に倒れこんで意識を失ってしまったんデス。
ナターシャも困惑気味だ。
ではとりあえず道路まで運びましょう。
そろそろ新治さんが車で到着している頃よ。
そう言うと静乃は女の腕を持ち起き上がらせようとする。
痛い！痛い！痛い！
その途端、気を失っていた筈の女が叫び出す。
その声で静乃は女が四谷博士の助手のリーであることに気付いた。
起き上がらせた時の足の具合から、どうやら足の骨が両方とも折れてしまっているようだった。
ははぁん。
さては私たちが実験していた薬を飲んだみたいね。
四谷博士を襲った犯人かどうかもわからぬうちに仲間を傷つけることは出来ない。
そんな躊躇が静乃に抵抗を諦めさせた。
シズノ！
追って来てクレたのネ！
静乃の首に抱きつき再会を喜ぶ女。
ああ、その言い回しはサーシャね。
静乃は斬りつけなくて本当に良かったと思った。
ヨッチャンは大丈夫？
サーシャが開口一番聞く。
私が出て来るまではとりあえず生きていたけど…
何があったの？
それがヨクわからないデス。
ヨッチャンと一緒に寝てたら急にドアが開いて、ものすごい勢いでヨッチャンに襲いかかる人影が見えて…
咄嗟にヨッチャンを布団でくるんだけどそれでも刺されたんデス。
それで犯人が逃げたので非常ボタンを押して私タチはココまで追って来たんデスけど…
けど？見失っちゃったの？
イイエ、見失いそうにはなったけど犯人が白い服を来ていたのでそれは大丈夫で、それより…
まあ来て下サイ。
そう言って静乃の手を引き建物の裏に回るサーシャ。
建物の裏ではやはり全裸のナターシャがぐったりして座り込んだ白い服の女の前で佇んでいた。
この女が犯人？
そう言うと静乃は女の髪を掴み顔を確認した。
月明かりだけなので良くはわからないが服装からして研究所の人間のようだ。
どうしちゃったの？
ソレがここまで追って来たら急に倒れこんで意識を失ってしまったんデス。
ナターシャも困惑気味だ。
ではとりあえず道路まで運びましょう。
そろそろ新治さんが車で到着している頃よ。
そう言うと静乃は女の腕を持ち起き上がらせようとする。
痛い！痛い！痛い！
その途端、気を失っていた筈の女が叫び出す。
その声で静乃は女が四谷博士の助手のリーであることに気付いた。
起き上がらせた時の足の具合から、どうやら足の骨が両方とも折れてしまっているようだった。
ははぁん。
さては私たちが実験していた薬を飲んだみたいね。
道理で尋常じゃない速さで動けたわけだわ。
でもあれを訓練も無しで飲むなんて自殺行為よ。
静乃はそう言うと背の高いサーシャとナターシャに両脇を支えて貰い、リーを立たせて道路の方に歩き出す。
建物の表側に出ると既に新治が車で駆けつけていた。
ヘッドライトにサーシャとナターシャの白い裸体が照らし出させる。
あらあらとんだボーナスね。
新治さん股間押さえていなければ良いけど。
その言葉にサーシャとナターシャは無邪気に笑った。
車に乗り込むと静乃が助手席に座り、サーシャとナターシャはリーを挟み込むように後部座席に座る。
温泉用のバスタオルが積んであったので二人はそれを羽織った。
それにしてもまさかサーシャとナターシャが四谷博士のところにいたとは思わなかったわ。
アラ私たちはココに来てからずっと夜はヨッチャンのところにいマシタよ。
え～！そうだったの？
ええ、ヨッチャンたら張り切ってバイアグラのようなお手製の薬を飲んで頑張っていたんデスよ。
で、その薬を飲むと副作用で深い眠りに落ちてしまうからって
朝方までヨッチャンのところで護衛するよう頼まれてイタんデス。
護衛ね。
ただ単に二人と朝まで一緒にいたかっただけじゃないの？
そうかも知れまセンね。
朝方になるとオチンチン大きくシテ私たちのことを触ってマシタから。
ねぇ？
と二人は顔を見合わせ笑い合う。
でもロケットブーツだけはベッドの脇に置いておいて良かったデス。
そんな話をしているうちに車は研究所のゲートをくぐる。
行きはロケットブーツで塀を飛び越えたので警備員に見られなかったが、
改めてサーシャとナターシャの姿を見た警備員は口笛を吹いて出迎える。
駐車場に停めると連絡を受けていたナナと十三がサーシャとナターシャの服を持って出迎える。
サーシャとナターシャが車内で服を着ているうちに、ナナと十三はリーの肩を担ぎ治療室に連れて行った。
でもあれを訓練も無しで飲むなんて自殺行為よ。
静乃はそう言うと背の高いサーシャとナターシャに両脇を支えて貰い、リーを立たせて道路の方に歩き出す。
建物の表側に出ると既に新治が車で駆けつけていた。
ヘッドライトにサーシャとナターシャの白い裸体が照らし出させる。
あらあらとんだボーナスね。
新治さん股間押さえていなければ良いけど。
その言葉にサーシャとナターシャは無邪気に笑った。
車に乗り込むと静乃が助手席に座り、サーシャとナターシャはリーを挟み込むように後部座席に座る。
温泉用のバスタオルが積んであったので二人はそれを羽織った。
それにしてもまさかサーシャとナターシャが四谷博士のところにいたとは思わなかったわ。
アラ私たちはココに来てからずっと夜はヨッチャンのところにいマシタよ。
え～！そうだったの？
ええ、ヨッチャンたら張り切ってバイアグラのようなお手製の薬を飲んで頑張っていたんデスよ。
で、その薬を飲むと副作用で深い眠りに落ちてしまうからって
朝方までヨッチャンのところで護衛するよう頼まれてイタんデス。
護衛ね。
ただ単に二人と朝まで一緒にいたかっただけじゃないの？
そうかも知れまセンね。
朝方になるとオチンチン大きくシテ私たちのことを触ってマシタから。
ねぇ？
と二人は顔を見合わせ笑い合う。
でもロケットブーツだけはベッドの脇に置いておいて良かったデス。
そんな話をしているうちに車は研究所のゲートをくぐる。
行きはロケットブーツで塀を飛び越えたので警備員に見られなかったが、
改めてサーシャとナターシャの姿を見た警備員は口笛を吹いて出迎える。
駐車場に停めると連絡を受けていたナナと十三がサーシャとナターシャの服を持って出迎える。
サーシャとナターシャが車内で服を着ているうちに、ナナと十三はリーの肩を担ぎ治療室に連れて行った。
