静乃と新治第七部 ～送り込まれた刺客
…そうですね。
それでは先に温泉に入っているので静乃さんにそう伝えてください。
自分には伺い知れない込み入った話があるのだろう。
新治はそう思い、一人部屋へと向かい、浴衣に着替えて大露天風呂へと向かう。
もちろん入浴客は誰一人いなかった。
掛け湯をしてからザブンと豪快に温泉に入る。
チチチチチ…
鳥の鳴き声と掛け流しの湯が湯船に流れ落ちる音だけが聞こえる。
新治は人の目を気にしない解放感に、大きくのびをした。
太陽がまぶしい。
あら新治さん、ここにいたのね。
馴染んだその声に新治は振り向く。
そこに立っているのはもちろん静乃だ。
タオルで前を隠しているが、ボリュームのある身体全ては隠しきれない。
筋肉が適度についた引き締まった身体にボリューム感のある乳房。
３０も近いというのに少しも垂れていない。
骨盤もほど良く張っていて、それがウエストの細さを際立たせている。
毎日見ているのに、新治はいつでも見惚れてしまう。
ふふふ、いやねぇジロジロ見て。
恥ずかしいじゃない。
静乃はそう言うと新治から少し離れた場所で湯船に静かに入る。
そして湯船に浸かってからスルスルと新治の側まで寄ってきた。
良いお湯ね。
そう言うと静乃は新治の肩に頭をもたげて湯の中でそっと陰茎を握った。
絶妙な力加減でしごかれた新治の陰茎はみるみる硬度を増す。
ふふ、もうこんなになってる…
それでは先に温泉に入っているので静乃さんにそう伝えてください。
自分には伺い知れない込み入った話があるのだろう。
新治はそう思い、一人部屋へと向かい、浴衣に着替えて大露天風呂へと向かう。
もちろん入浴客は誰一人いなかった。
掛け湯をしてからザブンと豪快に温泉に入る。
チチチチチ…
鳥の鳴き声と掛け流しの湯が湯船に流れ落ちる音だけが聞こえる。
新治は人の目を気にしない解放感に、大きくのびをした。
太陽がまぶしい。
あら新治さん、ここにいたのね。
馴染んだその声に新治は振り向く。
そこに立っているのはもちろん静乃だ。
タオルで前を隠しているが、ボリュームのある身体全ては隠しきれない。
筋肉が適度についた引き締まった身体にボリューム感のある乳房。
３０も近いというのに少しも垂れていない。
骨盤もほど良く張っていて、それがウエストの細さを際立たせている。
毎日見ているのに、新治はいつでも見惚れてしまう。
ふふふ、いやねぇジロジロ見て。
恥ずかしいじゃない。
静乃はそう言うと新治から少し離れた場所で湯船に静かに入る。
そして湯船に浸かってからスルスルと新治の側まで寄ってきた。
良いお湯ね。
そう言うと静乃は新治の肩に頭をもたげて湯の中でそっと陰茎を握った。
絶妙な力加減でしごかれた新治の陰茎はみるみる硬度を増す。
ふふ、もうこんなになってる…
静乃は新治の顔を覗き込みながら妖しい目つきでそう言った。
無言で新治の身体を押し、湯船の縁の岩に座るよう促す。
静乃に促されるまま新治が岩に腰掛けると、天を衝く陰茎があらわになった。
しばしうっとりと新治のモノを見つめながら、やわやわとしごいていた静乃は新治を見つめて無言のまま口に含む。
ジュボッジュボッ。
のどかな風景にはおよそ似つかわしくない淫靡な音が響く。
ふふふ、カチカチ。
しばし舌奉仕をしていた静乃は口を離すと、うっとりした目で新治の陰茎をしごきながらつぶやく。
さあ新治さん。
挿れて。
静乃はそう言うと岩に手を付き、新治に向けて尻を突き出した。
新治は突き出された尻を鷲掴みにして…
…お前はクローンか？
本物の静乃さんはどうした？
新治は力一杯静乃…静乃のクローンを押さえつけてそうつぶやいた。
クッ！
そんな新治の腕などやすやすと払いのけた静乃のクローンは新治に向き直ると手刀を浴びせかけようとする。
ドンッ！
大きな発砲音と同時に静乃のクローンの額に穴が空き、その場に崩れ落ちた。
みるみる血に染まる温泉。
新治が発砲音の方を見ると。先ほどの穏やかな番頭がスナイパーライフルを構えていた。
新治さん！怪我はない？
血相を変えて温泉に飛び込んで来る静乃。
着いた時と同じ服のままだ。
ああ、大丈夫だよ。
新治は濡れるのも構わず温泉に飛び込み走り寄ってきた静乃を優しく抱き締めた。
ごめんなさい。
女将に呼ばれて録画された監視カメラの映像を見ながら、侵入者のチェックをしていたの。
無事で本当に良かったわ。
涙ながらにそう語る静乃。
ウチの手練れがコイツ１人に７人もやられちまった。
女将も現れ憎々し気にそうつぶやく。
何が目的だったのだろう？
新治も静乃のクローンの遺体を見つめてそうつぶやいた。
おそらく新治さんのDNAが欲しかったんだと思うわ。
僕の？
新治は静乃の言葉に驚いた。
そうよ。
新治さんのDNA。
推測だけど半年前、敵は私たち…私とサーシャ、ナターシャと芽依ちゃんのDNAを採取したけど、
スパイとして潜り込ませるにはあまりにも御主人様に近過ぎるから、もう少し遠い人間のDNAを
採取しようとしたんじゃないかしら？
DNAチェックの範囲をもう少し広げないとダメなようね。
静乃はそうつぶやいた。
半年前…
北海道にある石橋兵器研究所所長、四谷博士の長男である隼人のクローンが石橋家に復讐しようとした事件。
その時、四谷博士によって開発された、クローン人間判別機はその後改良を重ねられ、
いまや一台で千人もの人間を判定出来るようになった。
それでも石橋本邸で働く人数にも満たない。
そこで登録は龍之介に接触する者だけに限り、龍之介に近づく場合は、
必ず判別機でチェックを受けてからというルールになっていた。
既に取得済みの静乃のクローンを使い、怪しまれずDNA…つまり精液を採取出来、且つ、
運転手として龍之介に接触出来る新治のDNAは貴重だったのかも知れない。
無言で新治の身体を押し、湯船の縁の岩に座るよう促す。
静乃に促されるまま新治が岩に腰掛けると、天を衝く陰茎があらわになった。
しばしうっとりと新治のモノを見つめながら、やわやわとしごいていた静乃は新治を見つめて無言のまま口に含む。
ジュボッジュボッ。
のどかな風景にはおよそ似つかわしくない淫靡な音が響く。
ふふふ、カチカチ。
しばし舌奉仕をしていた静乃は口を離すと、うっとりした目で新治の陰茎をしごきながらつぶやく。
さあ新治さん。
挿れて。
静乃はそう言うと岩に手を付き、新治に向けて尻を突き出した。
新治は突き出された尻を鷲掴みにして…
…お前はクローンか？
本物の静乃さんはどうした？
新治は力一杯静乃…静乃のクローンを押さえつけてそうつぶやいた。
クッ！
そんな新治の腕などやすやすと払いのけた静乃のクローンは新治に向き直ると手刀を浴びせかけようとする。
ドンッ！
大きな発砲音と同時に静乃のクローンの額に穴が空き、その場に崩れ落ちた。
みるみる血に染まる温泉。
新治が発砲音の方を見ると。先ほどの穏やかな番頭がスナイパーライフルを構えていた。
新治さん！怪我はない？
血相を変えて温泉に飛び込んで来る静乃。
着いた時と同じ服のままだ。
ああ、大丈夫だよ。
新治は濡れるのも構わず温泉に飛び込み走り寄ってきた静乃を優しく抱き締めた。
ごめんなさい。
女将に呼ばれて録画された監視カメラの映像を見ながら、侵入者のチェックをしていたの。
無事で本当に良かったわ。
涙ながらにそう語る静乃。
ウチの手練れがコイツ１人に７人もやられちまった。
女将も現れ憎々し気にそうつぶやく。
何が目的だったのだろう？
新治も静乃のクローンの遺体を見つめてそうつぶやいた。
おそらく新治さんのDNAが欲しかったんだと思うわ。
僕の？
新治は静乃の言葉に驚いた。
そうよ。
新治さんのDNA。
推測だけど半年前、敵は私たち…私とサーシャ、ナターシャと芽依ちゃんのDNAを採取したけど、
スパイとして潜り込ませるにはあまりにも御主人様に近過ぎるから、もう少し遠い人間のDNAを
採取しようとしたんじゃないかしら？
DNAチェックの範囲をもう少し広げないとダメなようね。
静乃はそうつぶやいた。
半年前…
北海道にある石橋兵器研究所所長、四谷博士の長男である隼人のクローンが石橋家に復讐しようとした事件。
その時、四谷博士によって開発された、クローン人間判別機はその後改良を重ねられ、
いまや一台で千人もの人間を判定出来るようになった。
それでも石橋本邸で働く人数にも満たない。
そこで登録は龍之介に接触する者だけに限り、龍之介に近づく場合は、
必ず判別機でチェックを受けてからというルールになっていた。
既に取得済みの静乃のクローンを使い、怪しまれずDNA…つまり精液を採取出来、且つ、
運転手として龍之介に接触出来る新治のDNAは貴重だったのかも知れない。
