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静乃と新治第七部 ~敵アジト潜入

んあん!もっと犯してくださいませ!

どう反応して良いかわからず押し黙って兵士のなすがままにされていた静乃は男の言葉に促され喘ぎ声をあげる。

どうやらクローンたちは性欲処理を担うため、男に犯されることに悦びを感じるようプログラムされているようだ。

クククッ!そうだ!

鍛えられた筋肉はやはり気持ち良いなっ!

今日も中でぶちまけてやるっ!

妊娠する心配のない肉人形は遠慮なく中で出せるから良いなっ!


そう言うと兵士たちは静乃と美鈴の中にしたたかに射精した。

しばらく腰を押し付け射精の余韻に浸る兵士たち。

やがてそそくさとズボンを穿くと「もう戻って良いぞ」と静乃たちに言った。

兵士たちの言葉とともに静乃たちの行く場所も判明した。

兵士たちが顎で指し示したのは目の前のプレハブ小屋だった。

兵士たちが去った後、膣を消毒し、衣服を着て中に入ると小屋の中には地下に続く階段だけがある。

静乃たちはソロソロと階段を降りる。

階段は思いの外深かった。

地下4階程の深さがあった。

下まで降りると扉があり、その横に生体認証らしき装置がある。

「ここまでか」と思ったが思い直して静乃は顔を近づけてみる。

認証しました。

合声アナウンスとともに扉が開く。

クローンで開くなら本物でも開くようだ。

DNAを取られてラッキーだったわね。

静乃たちは苦笑しながら中に入った。

長い廊下の両脇にいくつもの部屋がある。

覗き窓から覗くとロンドンの地下で見かけた機器もあった。

間違いない。

ここがクローン製造拠点だ。

静乃たちは余すことなくビデオで撮影した。

長い廊下の突き当たりは広間になっていた。

屋根も高くなっている。

綺麗に並べられた数々の運動器具。

真ん中には闘技場のような空間。

どうやらクローンたちはここで戦闘訓練を受けているようだった。

広間も一通り撮影し、その奥へと進もうとした時だった。

バン!

進もうとした通路の入り口が鉄扉で閉じられる。

続いて静乃たちが入って来た通路も。

バン!

鉄扉で閉じられた。

ようこそ我が城へ。

笑みを堪えるような声が広間に響く。

声と同時に天井近くの壁から無数の重機関銃がせりだしてくる。

そして…

一旦閉じた奥のドアが開き、数十体ものクローンが現れた。

静乃、ナターシャ、サーシャ、 の他にも見知らぬ顔が沢山いる。

女性ばかりではない。

屈強な体格をした男も沢山いた。

取り押さえろ。

抵抗するなら殺しても構わん。


スピーカー越しに命令が発せられる。

じわじわと静乃たちに迫る包囲網。

その行動には一分の隙もなかった。

それぞれが格闘を得意としているのだろう。

「奥様三人」の中で長距離部隊の真菜と諜報部隊の綾音の姿が見えないことからもそれがわかった。

静乃たちは抵抗を諦め、素直にクローンたちに引き立てられた。

連れて行かれたのは広間の奥。

部屋の真ん中に四方向向かい合わせになった、産婦人科の診察台のような拘束台があり、全裸にさせれ縛り付けられた。

その際、肌に偽装された武器も全て剥ぎ取られた。

一応学習能力はあるようね。

静乃がつぶやく。

半年前は手首に仕込まれた速乾ナイフで窮地を脱していた。

ハーケンは監視モニタでその様子を見ていたのだろう。

拘束台に縛られると仰向けの態勢で脚は大きく開かれ、台から尻がはみ出る。

ふふふ、無様な格好ね。

ここはクローン同士を交じらせて、子供を作る設備よ。


静乃たちが縛られると、どこからともなくスーツ姿の女が現れそう言った。

年の頃は30半ばくらいだろうか。

あなたは誰?

静乃はそう言いながら記憶を遡る。

どこかで見た顔だ。

ふふふ、気になる?

気になるわよね。

どうせあなたたちはここでモルモットとして一生を終えるのだから話してあげても良いけど…

まあ死ぬ間際に教えてあげるわ。

それより良い知らせがあるの。


女はそう言ってドアの方を向き手招きする。

男のクローンに引き立てられて入って来たのは…


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